教えて!AGEのこと

第10回 AGEが寿命を決める?

AGE測定推進協会
勇 史行 研究員

 

 「あなたが今から何年生きるか?」
 神のみぞ知る問題です。しかし、大よその傾向は生活習慣や病気の有無で知ることができます。たとえば、タバコを吸わない人は、喫煙者よりも8~10年長く生き(1)、糖尿病患者の寿命は10~13年短いと言われます(2)

 しかし、糖尿病の方がすべて短命というわけではありません。ヘモグロビンA1c、血圧、コレステロール、心房細動、糖尿病歴、喫煙歴により、「将来、死亡する確率」が上下します。その数値に加え、「AGE値が高いと死亡・心疾患リスクが高くなる」ことも分かってきました。

 AGEの値が寿命に影響を与えているのです。

 オランダの病院にて973名の2型糖尿病患者を募集し、健康診断を行いました(3)。そのとき、以下を記録します。

 健康の数値:年齢、性別、糖尿病歴、喫煙歴、BMI、収縮期血圧、拡張期血圧、HbA1c、クレアチニン、総コレステロール、コレステロール・HDL(高比重リポたんぱく)比、HDL、LDL、末梢血管疾患歴、CHD(冠状動脈性心疾患)歴、タンパク尿症、末梢神経障害、網膜症、小血管合併症、大血管合併症、皮膚AGE

 5年以内に119名が心血管イベント(心筋梗塞や心不全など重篤な循環器系疾患の発作) をおこし、うち44名が亡くなっていました。では、亡くなった方は、どのような数値が悪かったのでしょうか? さかのぼって調べてみると、どの健康数値が、死を予見できたか分かります。

 結果は下の表。ハザード比とは、1を基準値とし、1より大きい場合には死亡や病状進行のリスクが高まり、1より小さい場合にはリスクが相対的に低いという指標です。
 今回の場合は、1より高いほど死亡率が高くなります。
 たとえば、クレアチニンのハザード比は1.3。クレアチニンの数値が悪いと、心血管関連死の発生率が30%上がるのです。そういうなか、皮膚のAGE値のハザード比は3.13。発生率は2倍以上も上昇しています。

 この研究は2型糖尿病患者を対象にしています。また、AGEを下げることで、寿命が延びるかどうかは分かりません。しかしながら、数々の研究から健常者もAGEを下げることで、寿命が延びたりQOLが向上したりすると考えています。

 AGE測定推進協会はAGE測定に大きな社会的意義があると信じます。AGEをより知っていただき、実際に測定し、生活習慣を改善し、下げていただければ、数年後の「健康の問題」を未然に防ぐことができるかもしれません。

ハザード比

*UKPDSリスクスコアは年齢、性別、心房細動、糖尿病歴、喫煙歴、HbA1c、収縮期血圧、総コレステロール、HDLにより計算されます。

1. BMJ 2012;345:e7093
2. 日本糖尿病学会
3. Diabetologia. 2009 May;52(5):789-97.

第9回 究極のヘルシーダイエット!? ~AGE制限食~

AGE測定推進協会
勇 史行 研究員

 

 わたしたちは食事からAGE(終末糖化産物)をとりこみます。たとえば、ランチのハンバーガーに100のAGEが入っていたとしましょう。そのうち、10は血液に吸収され、6~7は体内にとどまります。「わずか6%」と思うかもしれませんが、毎日、毎日、蓄積するものですから、体への影響は大きいのです。
 このように外から取り入れられるAGEを「外因性AGE」や「エクソジェナス(exogenous)AGE」と呼びます。外因性AGEのとる量を減らすとどうなるのでしょうか? この疑問に答える論文を紹介しましょう。

 「AGE制限が2型糖尿病患者のインスリン抵抗性を改善させる(Restriction of Advanced Glycation End Products Improves Insulin Resistance in Human Type 2 Diabetes)*」 マウントサイナイ大学のウリバリ博士の研究成果です。
 まず、彼らは糖尿病患者を2グループにわけました。1グループは普段どおりの食事。2つ目のグループはAGE制限食のアドバイスを受けます。「揚げる、焼く、炒めるではなく、生、煮る、蒸したものを食べてください」と指導を受けるのです。AGEは高温で増えます。フライドチキンのかわりに、蒸し鶏を食べれば、摂取AGEが少なくなるはずです。低温調理に変えることで、参加者の摂取AGE量は40~50%も減少したのです。
 そして、4ヵ月後。専門家も驚かす結果が示されました。

  • 1 AGEが下がった
    sCML, sMG, iCML, iMGというAGEやAGEの前駆物質がそれぞれ32%, 31%, 20%, 46%減少していました。
  • 2 AGE代謝が改善した
    AGER1というAGE代謝を行う遺伝子発現が54%増えていました。
  • 3 RAGEが減った
    AGEと反応し炎症反応をおこすAGEの受容体(RAGE)が49%減少していました。
  • 4 長寿遺伝子のスイッチがオンになった
    カロリー制限やレスベラとロールで増えるとされる長寿遺伝子SIRT1の発現が53%増えていました。
  • 5 インスリン抵抗性が改善した
    インスリン量が37%減少し、インスリン分泌量をあらわすHOMAが36%改善しました。空腹時血糖値やHbA1cに変わりはありませんでした。
  • 6 酸化物が減った
    酸化ストレスマーカーの8-イソプロスタンが39%減少しました。
  • 7 長寿ホルモンが増えた
    健康的な長寿者に多く分泌されるアディポネクチンが86%増えました。

 カロリー制限ではなく、AGE制限をするだけで、これだけの健康効果が現れたのです。今後、カロリー制限ではなくAGE制限の有用性はもっと注目されることになるでしょう。1日のおすすめ摂取AGE量は10000ユニットです。しかし、カロリーはメニューやお弁当に表示されていますが、AGEの量は分かりません。そこで考案されたのが、「exAGE」という単位です。栄養価と調理方法からAGE量を推定するものです。
 このexAGEを使えば毎日、どれくらいのAGEを摂取したかを知ることができます。ハンドブックもAGE研究協会から出版されています。
 食事のAGE量を知ることで、健康的な食生活を送ることができるはずです。AGEレスメニューで健康生活をお過ごしください。

*Diabetes Care. 2011 Jul;34(7):1610-6

第8回 野菜や果物でAGE対策

AGE測定推進協会
勇 史行 研究員

 

 自然界において「糖化」は避けることができません。生物は糖化に伴い「老い」が生じ、死んでいきます。そういうなか、生物は「糖化」を抑える能力を進化させていきました。たとえば、小瓶の中にタンパク質と糖が含まれる溶液を用意します。時間がたつと、AGE(終末糖化産物)がつくられていきます。しかし、そこに特定の植物エキスが添加されていると、AGEはつくられません(もしくは、極めて少なく抑えられます)。この植物が抗糖化物質を分泌し、自分自身の糖化を抑えているからです。植物の抗糖化作用はアミノグアニジン*と比較しても強力です。たとえば、タマネギの皮に含まれるケルセチンやブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは、アミノグアニジンよりも強い作用をもっています。また、アミノグアニジン1日量300ミリグラムの抗糖化作用は、ノニジュース2~13ml程度ですし、実際に臨床試験でも、皮膚中のAGEが減少すると確認されています。日ごろ、何気なく食べている野菜や果実が、糖化を抑えているのです。
 ここでは、査読論文をもとに、植物の抗糖化物質を以下の表にまとめてみました。

 *アミノグアニジン:ロックフェラー大学の開発したAGE阻害剤。アルテロン社(ニュージャージー州、米国)により医薬品として臨床試験が行われるが、副作用や有効性の面から医薬品として承認を得ていない。

物質名由来説明
脱アセチルアスペルロシド酸(イリドイド)ノニ(Morinda citrifolia)*   タンパク質と糖の結合を阻害する[1]
*   皮膚自家蛍光値が減少(臨床研究)[1]
ロガニン、モロニシド (イリドイド)サンシュユ(Cornus officinalis)*   糖尿病ラットに投与したところ血中のAGEが減少し、腎機能が改善した [2]
*   STZマウスのAGEが減少し、腎機能が改善した[3]
ルテオリン、オレウロペイン (イリドイド)オリーブ葉 (Olea europaea)*   タンパク質と糖の結合を阻害する[4]
ベタニンビート(Beta vulgaris vulgaris)*   コラーゲン内のクロスリンク蓄積を減少させる[5]
クマリン、プロシアニジンMammea neurophylla*   AGE生成を阻害し、内皮機能障害を軽減する[6]
クエン酸柑橘など*   AGEを阻害し、白内障、タンパク尿、ケトーシスを軽減する[7]
フェノール類ワイルドベリー*7種類の野生のベリー類(A. alpine, C. canadensis, E. nigrum, J. communis, R. glandulosum, R. triste, R. chamaemorus)のORAC値と抗糖化作用を調べる。[8]
ポリダチンブドウなど*レスベラトロールのグルコシドであるPolydatin(ポリダチン)はSirt1とNrf2を高める。AGEによる炎症を抑える[9]
モリンガ*   モリンガにAGE阻害作用があり、HMG-CoAR, PPARα1, and PPARγ 発現を抑える [10]
ポリフェノール(Protocatechualdehyde)丹参*   メチルグリオキサールは糖尿病性網膜症の原因になる。丹参由来のポリフェノール、Protocatechualdehyde (PCA)に保護作用がある[11]
ケルセチンタマネギの皮など野菜*   メチルグリオキサールとグリオキサールをトラップすることで、ケルセチンはAGEを抑制する。[12]
ミカン科のRutaceae aurantiae*   ミカン科のRutaceae aurantiaeはAGE生成を抑え、尿中のアルブミンを減少させる [13]
フェノール類マリアアザミ(Silybum marianum)*マリアアザミ(Silybum marianum)花に含まれるフェノール類に抗糖化作用がある[14]
ミリセチン果物、野菜、ハーブなど*   ポリフェノールの一種、ミリセチンはAGE誘導の網膜症を抑える。その機序はRAGE Src ERK1/2 FAK1 paxillinのパスウエイを阻害することによる。[15]
バイカレインコガネバナ*   ポリフェノールの一種、バイカレインはAGE、TNFαを下げ、NF kBを抑え、糖尿病起因の高血圧を保護する [16]
スルフォラファンブロッコリースプラウト*   ブロッコリースプラウトなどに入っているスルフォラファン (sulforaphane)はRAGEを抑え、糖化ストレスを抑える[17]
ブドウ生成物*   ブドウ生成物を加えることで、マフィンのAGEを下げることができる[18]
ビタミンK1野菜や海藻など*   ビタミンK1はSTZ糖尿病ラットの白内障を緩和し、AGE値をコントロールする[19]
B型プロシアニジンオリゴマーハスの実*   試験管試験において抗糖化作用とMGO捕捉作用が確認される[20]
Persicaria barbata(リュウキュウタデ) 、Geranium collinum と Berberis lyciumshowed(メギ科ベルベリス属)*   パキスタンの薬用植物をスクリーニングすたところ、Persicaria barbata(リュウキュウタデ) 、Geranium collinum と Berberis lyciumshowed(メギ科ベルベリス属)に抗糖化作用がみつかる[21]
γ-glutamyl-S-allyl-cysteine (GSAC)にんにくの皮*   ニンニクの皮から抽出したペプチド、γ-glutamyl-S-allyl-cysteine (GSAC) に抗糖化作用がある[22]
ドブクリョウ*   ドブクリョウはAGE起因の炎症を抑える。ROS、MDA、TGFーβ、ERK1/2,NFーκBに作用する[23]
プロシアニジン、procyanidin-B2 (PCB2)、シナモン*   シナモンのプロシアニジン、procyanidin-B2 (PCB2)、に抗糖化作用が確認される。糖尿病ラットの改善に寄与する[24]
7-O-Galloyl-D-sedoheptulose (GS)サンシュユ*   サンシュユのポリフェノール、7-O-Galloyl-D-sedoheptulose (GS) がdb/dbマウスに対してRAGE-AGEを抑え、肝炎を軽減させる[25]
アスパラチン(aspalathin)グリーンルイボス*   グリーンルイボスの抗糖尿病効果。KKーAyマウス。AGE起因の炎症を抑えることにより、糖尿病を予防できる。[26]
カバラクトンカバ*   カバインなどカバラクトンがAGE生成を抑える。また、線虫の寿命を伸ばす。[27]
レオヌリンカエンキセワタ*   カエンキセワタに含まれるレオヌリンに抗糖化作用。メチルグリオキサール生成を阻害する。 [28]
エピカテキンチャなど*   エピカテキンがAGEを分解する。ラットにAGEを注射すると、水晶体にAGEが蓄積するが、エピカテキンが軽減する[29]
Cyanidin-3-rutinoside (C3R)野菜や果実*   アントシアニンの一種、Cyanidin-3-rutinoside (C3R)には抗糖化作用がある。試験管の系で、CML生成と酸化を抑える。βアミロイド形成を抑える[30]
ゲニポシドクチナシの種(山梔子)*   アルツハイマー病モデルのマウス。ゲニポシドが神経細胞を保護する。その作用機序はRAGEを介す[31]
αリポ酸野菜や果実*   アポリポ蛋白 E欠損マウスの系。酸化ストレスが高まりAGEが蓄積される。αリポ酸によりAGE蓄積を抑えることができる[32]
スチルベンとカフェイック酸野菜や果実*   3-DGを抑えることで、AGE蓄積を抑える。スチルベンとカフェイック酸に抗糖化 [33]
ピロガロール樹皮など*   MGOの捕捉効率を調べたところ、ピロガロールがもっとも強かった。[34]
DHA魚介類*   AGEにより網膜のミクログリアが誘発される。DHAはPPARγ/NFκB を抑えることにより、AGE毒性を軽減させる[35]
ペプチドヤギの乳*   ヤギの乳由来のペプチドがAGE-RAGE間を干渉し、炎症を抑える[36]
ケルセチンタマネギの皮など野菜*   ケルセチンの抗AGE作用。 フリーラジカルを抑える。抗糖化の作用機序を分子モデルで説明する[37]
カテキンチャなど*   カテキンはメチルグリオキサールをトラップし、db/dbマウスの糖尿病腎症を軽減する [38]
ペオノールボタン科植物*   THP-1マクロファージは、AGEにより酸化ストレスが生じる。ボタン科植物に含まれるペオノールはRAGEとCD36発現を減少させ、SR-A and SR-B1.を増やし、糖化ストレスを軽減する[39]
レスベラトロールブドウなど*   レスベラトロールの抗糖化作用。ラットの水晶体、腎組織をAGEから保護する。ウシの水晶体の糖化を抑える[40]
ピペル・アウリツムのヘキサン抽出液コショウ科のピペル・アウリツム*   コショウ科のピペル・アウリツム葉抽出物は、STZ誘導ラットの糖化を抑え、インスリン抵抗性を抑える[41]
イソフラボン大豆など*   イソフラボンがAGE生成を抑える [42]
オメガ3脂肪酸魚など*   高AGE餌を与えると、腎機能が弱まるが、オメガ3脂肪酸によりレスキューされる。[43]
フェノール類(推定)ケツルアズキ*   パキスタンでよく食べられるケツルアズキに抗糖化作用がある。BSA-グルコースモデルで最高86.67%の阻害率があった[44]
エビスグサ(ケツメイシ)*   STZラットに対し、ケツメイシ抽出物を与えると、RAGEが抑えられ、腎組織のAGEが減少した[45]
カルノシン酸ローズマリーエキス*   カルノシン酸を高濃度に含むローズマリーエキスは、高脂肪食で誘導された糖尿病マウスを正常化させる。AGE生成を抑え、RAGE発現を高める[46]
ルテオリンピック、ルチン、kaempferol-3-O-glucuronideセイタカヨモギ*   セイタカヨモギ(Artemisia selengensis)のルテオリンピック、ルチン、kaempferol-3-O-glucuronideに抗糖化作用。Βラクトグロブリン-ラクトース/MGO/GO モデルの試験管実験[47]
センノサイド、ルテオリン朝鮮野薊(Cirsium maackii)*   朝鮮野薊、Cirsium maackiiに抗糖化作用。 BSA-フルクトース-グルコースの試験管実験[48]
チョウマメ(Clitoria ternatea)の花*   チョウマメ(Clitoria ternatea)の花エキスにフルクトース由来の糖化と炎症を抑える働きがある[49]
野菜エキス*   野菜エキスを細胞(human umbilical vein endothelial cells , HUVECs)にかけesRAGEを量る。カイワレ大根が最大で、順にナス、ニンジンの皮、ヤングスイートコーン、モロヘイヤ、ソラマメ、大根、カリフラワー[50]
フラボノイド(推測)パプリカ*   赤、緑、黄色のパプリカのカルボニルストレス抑制、AGE形成抑制。 赤と緑は黄色よりも強い抗糖化作用をもつ[51]
ゲニスチン大豆や葛など*   ラクトグロブリンの糖化反応を温度、時間、pH、分子量などで調べる。ゲニスチンに抗糖化作用[52]
ハマビワ*   db/dbマウスを対象にした実験で、ハマビワ抽出物がAGEとRAGEを抑える。結果、NFκBが抑えられ炎症を軽減する [53]
ゴミシン(gomisin) M1, アリサンテトラロンC and D, メイスリグナン, saurulignan B and SZ-MO大花五味子 (Schisandra grandifolia)*   五味子属の大花五味子 Schisandra grandifoliaに抗糖化作用とフリーラジカルスカベンジャー作用。試験管の実験。[54]
ケルセチンタマネギの皮など野菜*   HASの実験系によると、ケルセチンはアミノグアニジンより優れた抗AGE素材である[55]
オリゴノール(Oligonol)ライチー*   ライチー由来のオリゴノール(Oligonol)がAGE形成を抑え、酸化を抑える。Db/dbマウスの合併症予防に働く[56]
イカリサイドイカリソウ*   STZラットはAGEが増え、EDの症状が発症する。血糖コントロールとイカリソウ由来のイカリサイドによりEDが改善する[57]
ルチンダッタンソバ(Fagopyrum tataricum)*   ダッタンソバ(Fagopyrum tataricum)のエタノール抽出物に抗酸化作用、抗糖化作用がある。フルクトサミンとジカルボニルを阻害することによる[58]
ヒペロシド, クロロゲン酸, ウルソール酸, オレアノール酸, 3-epicorosolic acid, βサイトステロールサンザシ(Crataegus pinnatifida)*   サンザシ、Crataegus pinnatifidaの抗AGE作用。他にもαグルコシダーゼ、PTP1B、ラット水晶体アルドースリダクターゼへの影響をみている [59]
アスタキサンンチンとサンシュユ*   STZ肥満ラットの研究。サンシュユは血清、肝細胞の血糖値を下げるが、アスタキサンンチンは下げない。サンシュユ、アスタキサンチンともにAGEを減少させるが、サンシュユの作用は強い[60]
シンナムアルデヒドシナニッケイ(Cinnamomum osmophloeum)*   AGEにより一酸化窒素が減少し、cGMPが増える。シンナムアルデヒドによりよりリカバーする。 また、AGEはJAK2-STAT1/STAT3を活性化し、RAGE/p27(Kip1) /collagen IV タンパク質を増やすが、こちらも抑制する[61]
ヒドロキシチロソール、ベルバスコシドオリーブ*   オリーブオイルの搾りかすに抗糖化作用があり、活性成分はヒドロキシチロソールとベルバスコシドであった[62]
Ixora undulata*   イソクラ属のIxora undulataの抽出物に抗糖化作用がある[63]
フェルラ酸米ぬか、小麦・大豆ふすまなど*   グリオキサール、メチルグリオキサールは肝毒性を示すが、フェルラ酸が軽減する[64]
デリシンBデリス・インディカ*   マメ科のデリス・インディカの樹皮から抽出されるポリフェノールには抗糖化作用がある。BSA-メチルグリオキサールの実験系[65]
フラバノールチャ*   茶のフラバノールはジヒドロアスコルビン酸誘導の結晶体糖化を抑制する[66]
EGb761イチョウ*   EGb761は脳関門のジャンクションを強め、浸透度を減少させる。RAGE発現を抑え、アルツハイマーを予防、緩和する可能性[67]
(E)-p-coumaroyl]-β-D-galactopyranoside, kaempferol-3-O-[2''-O-(E)-p-coumaroyl]-β-D-glucopyranoside, kaempferol-3-O-[2", 6"-di-O-(E)-p-coumaroyl]-β-D-glucopyranoside and kaempferol-3-O-[2", 6"-di-O-(E)-p-coumaroyl]-β-D-galactopyranoside, casuarinin, castalagin シナグリ*   シナグリの抽出物は強い抗糖化作用をもち、抗がん作用をもつ [68]
エラグ酸ブラックベリー、ラズベリー、イチゴ、クランベリーなど果物や野菜*   糖尿病から性機能障害、勃起不全がひきおこされるが、エラグ酸に回復させる機能がある。エラグ酸はAGEも抑える[69]
1.West, B.J., et al., Antiglycation Activity of Iridoids and Their Food Sources. International Journal of Food Science, 2014. 2014: p. 8.
2.Yokozawa, T., et al., Protective effects of morroniside isolated from Corni Fructus against renal damage in streptozotocin-induced diabetic rats. Biol Pharm Bull, 2008. 31(7): p. 1422-8.
3.Liu, K., et al., Loganin attenuates diabetic nephropathy in C57BL/6J mice with diabetes induced by streptozotocin and fed with diets containing high level of advanced glycation end products. Life Sci, 2015. 123: p. 78-85.
4.Kontogianni, V.G., et al., Olive leaf extracts are a natural source of advanced glycation end product inhibitors. J Med Food, 2013. 16(9): p. 817-22.
5.Han, J., et al., Betanin reduces the accumulation and cross-links of collagen in high-fructose-fed rat heart through inhibiting non-enzymatic glycation. Chem Biol Interact, 2015. 227: p. 37-44.
6.Dang, B.T., et al., Advanced glycation inhibition and protection against endothelial dysfunction induced by coumarins and procyanidins from Mammea neurophylla. Fitoterapia, 2014. 96: p. 65-75.
7.Nagai, R., et al., Citric acid inhibits development of cataracts, proteinuria and ketosis in streptozotocin (type 1) diabetic rats. Biochem Biophys Res Commun, 2010. 393(1): p. 118-22.
8.Harris, C.S., et al., Investigating wild berries as a dietary approach to reducing the formation of advanced glycation endproducts: chemical correlates of in vitro antiglycation activity. Plant Foods Hum Nutr, 2014. 69(1): p. 71-7.
9.Huang, K., et al., Polydatin promotes Nrf2-ARE anti-oxidative pathway through activating Sirt1 to resist AGEs-induced upregulation of fibronetin and transforming growth factor-beta1 in rat glomerular messangial cells. Mol Cell Endocrinol, 2015. 399: p. 178-89.
10.Sangkitikomol, W., A. Rocejanasaroj, and T. Tencomnao, Effect of Moringa oleifera on advanced glycation end-product formation and lipid metabolism gene expression in HepG2 cells. Genet Mol Res, 2014. 13(1): p. 723-35.
11.Wang, Y.H., et al., Protocatechualdehyde prevents methylglyoxal-induced mitochondrial dysfunction and AGEs-RAGE axis activation in human lens epithelial cells. Eur J Pharmacol, 2014. 738: p. 374-83.
12.Li, X., et al., Quercetin inhibits advanced glycation end product formation by trapping methylglyoxal and glyoxal. J Agric Food Chem, 2014. 62(50): p. 12152-8.
13.Urios, P., et al., A flavonoid fraction purified from Rutaceae aurantiae (Daflon(R)) inhibiting AGE formation, reduces urinary albumin clearance and corrects hypoalbuminemia in normotensive and hypertensive diabetic rats. Diabetes Res Clin Pract, 2014. 105(3): p. 373-81.
14.Shin, S., et al., Anti-glycation activities of phenolic constituents from Silybum marianum (Milk Thistle) flower in vitro and on human explants. Molecules, 2015. 20(3): p. 3549-64.
15.Kim, Y.S., et al., Myricetin inhibits advanced glycation end product (AGE)-induced migration of retinal pericytes through phosphorylation of ERK1/2, FAK-1, and paxillin in vitro and in vivo. Biochem Pharmacol, 2015. 93(4): p. 496-505.
16.El-Bassossy, H.M., et al., Baicalein protects against hypertension associated with diabetes: effect on vascular reactivity and stiffness. Phytomedicine, 2014. 21(12): p. 1742-5.
17.Maeda, S., et al., Sulforaphane inhibits advanced glycation end product-induced pericyte damage by reducing expression of receptor for advanced glycation end products. Nutr Res, 2014. 34(9): p. 807-13.
18.Mildner-Szkudlarz, S., et al., Natural compounds from grape by-products enhance nutritive value and reduce formation of CML in model muffins. Food Chem, 2015. 172: p. 78-85.
19.Sai Varsha, M.K., T. Raman, and R. Manikandan, Inhibition of diabetic-cataract by vitamin K1 involves modulation of hyperglycemia-induced alterations to lens calcium homeostasis. Exp Eye Res, 2014. 128: p. 73-82.
20.Wu, Q., et al., A significant inhibitory effect on advanced glycation end product formation by catechin as the major metabolite of lotus seedpod oligomeric procyanidins. Nutrients, 2014. 6(8): p. 3230-44.
21.Zia-ur-rehman, M., K. Mirajab, and A. Mushtaq, Potential for Pakistani traditional medicinal plants to combat diabetes. J Tradit Chin Med, 2014. 34(4): p. 488-90.
22.Tan, D., et al., Decreased glycation and structural protection properties of gamma-glutamyl-S-allyl-cysteine peptide isolated from fresh garlic scales (Allium sativum L.). Nat Prod Res, 2015. 29(23): p. 2219-22.
23.Sang, H.Q., et al., The protective effect of Smilax glabra extract on advanced glycation end products-induced endothelial dysfunction in HUVECs via RAGE-ERK1/2-NF-kappaB pathway. J Ethnopharmacol, 2014. 155(1): p. 785-95.
24.Muthenna, P., et al., Effect of cinnamon and its procyanidin-B2 enriched fraction on diabetic nephropathy in rats. Chem Biol Interact, 2014. 222C: p. 68-76.
25.Park, C.H., et al., Polyphenol isolated from Corni Fructus, 7-O-galloyl-D-sedoheptulose, modulates advanced glycation endproduct-related pathway in type 2 diabetic db/db mice. Arch Pharm Res, 2015. 38(6): p. 1270-80.
26.Kamakura, R., et al., Antidiabetic effect of green rooibos (Aspalathus linearis) extract in cultured cells and type 2 diabetic model KK-A(y) mice. Cytotechnology, 2015. 67(4): p. 699-710.
27.Upadhyay, A., et al., Kavalactones, a novel class of protein glycation and lipid peroxidation inhibitors. Planta Med, 2014. 80(12): p. 1001-8.
28.Huang, L., et al., Inhibitory effect of leonurine on the formation of advanced glycation end products. Food Funct, 2015. 6(2): p. 584-9.
29.Kim, J., et al., Epicatechin breaks preformed glycated serum albumin and reverses the retinal accumulation of advanced glycation end products. Eur J Pharmacol, 2015. 748: p. 108-14.
30.Thilavech, T., et al., Protective effects of cyanidin-3-rutinoside against monosaccharides-induced protein glycation and oxidation. Int J Biol Macromol, 2015. 75: p. 515-20.
31.Lv, C., et al., Multi-faced neuroprotective effects of geniposide depending on the RAGE-mediated signaling in an Alzheimer mouse model. Neuropharmacology, 2015. 89: p. 175-84.
32.Kuhla, A., et al., Advanced glycation end products are mitogenic signals and trigger cell cycle reentry of neurons in Alzheimer's disease brain. Neurobiol Aging, 2015. 36(2): p. 753-61.
33.Sasaki, K., S. Chiba, and F. Yoshizaki, Effect of natural flavonoids, stilbenes and caffeic acid oligomers on protein glycation. Biomed Rep, 2014. 2(5): p. 628-632.
34.Shao, X., et al., Essential Structural Requirements and Additive Effects for Flavonoids to Scavenge Methylglyoxal. J Agric Food Chem, 2014.
35.Wang, L., et al., DHA inhibited AGEs-induced retinal microglia activation via suppression of the PPARgamma/NFkappaB pathway and reduction of signal transducers in the AGEs/RAGE axis recruitment into lipid rafts. Neurochem Res, 2015. 40(4): p. 713-22.
36.Fatchiyah, F., F. Hardiyanti, and N. Widodo, Selective Inhibition on RAGE-binding AGEs Required by Bioactive Peptide Alpha-S2 Case in Protein from Goat Ethawah Breed Milk: Study of Biological Modeling. Acta Inform Med, 2015. 23(2): p. 90-6.
37.Alam, M.M., I. Ahmad, and I. Naseem, Inhibitory effect of quercetin in the formation of advance glycation end products of human serum albumin: An in vitro and molecular interaction study. Int J Biol Macromol, 2015. 79: p. 336-43.
38.Zhu, D., et al., (+)-Catechin ameliorates diabetic nephropathy by trapping methylglyoxal in type 2 diabetic mice. Mol Nutr Food Res, 2014. 58(12): p. 2249-60.
39.Ping, M., et al., Paeonol attenuates advanced oxidation protein product-induced oxidative stress injury in THP-1 macrophages. Pharmacology, 2014. 93(5-6): p. 286-95.
40.Ciddi, V. and D. Dodda, Therapeutic potential of resveratrol in diabetic complications: In vitro and in vivo studies. Pharmacol Rep, 2014. 66(5): p. 799-803.
41.Gonzalez, A.M., R.M. Gutierrez, and L.B. Cotera, Antidiabetic activity of Piper auritum leaves in streptozotocin-induced diabetic rat, beneficial effect on advanced glycation endproduct. Chin J Integr Med, 2014.
42.Silvan, J.M., et al., Glycation is regulated by isoflavones. Food Funct, 2014. 5(9): p. 2036-42.
43.de Assis, A.M., et al., Dietary n-3 polyunsaturated fatty acids revert renal responses induced by a combination of 2 protocols that increase the amounts of advanced glycation end product in rats. Nutr Res, 2015. 35(6): p. 512-22.
44.Zia-Ul-Haq, M., et al., Compositional studies and biological activities of some mash bean (Vigna mungo (L.) Hepper) cultivars commonly consumed in Pakistan. Biol Res, 2014. 47: p. 23.
45.Kim, Y.S., et al., Extract of Cassiae semen attenuates diabetic nephropathy via inhibition of advanced glycation end products accumulation in streptozotocin-induced diabetic rats. Phytomedicine, 2014. 21(5): p. 734-9.
46.Zhao, Y., et al., Carnosic acid as a major bioactive component in rosemary extract ameliorates high-fat-diet-induced obesity and metabolic syndrome in mice. J Agric Food Chem, 2015. 63(19): p. 4843-52.
47.Li, X., et al., Chemical components from the haulm of Artemisia selengensis and the inhibitory effect on glycation of beta-lactoglobulin. Food Funct, 2015. 6(6): p. 1841-6.
48.Jung, H.A., et al., Inhibition of advanced glycation endproducts formation by Korean thistle, Cirsium maackii. Asian Pac J Trop Med, 2015. 8(1): p. 1-5.
49.Chayaratanasin, P., et al., Inhibitory effect of Clitoria ternatea flower petal extract on fructose-induced protein glycation and oxidation-dependent damages to albumin in vitro. BMC Complement Altern Med, 2015. 15: p. 27.
50.Okada, Y. and M. Okada, Effects of methanolic extracts from edible plants on endogenous secretory receptor for advanced glycation end products induced by the high glucose incubation in human endothelial cells. J Pharm Bioallied Sci, 2015. 7(2): p. 145-50.
51.Shukla, S., et al., Antihyperglucolipidaemic and anticarbonyl stress properties in green, yellow and red sweet bell peppers (Capsicum annuum L.). Nat Prod Res, 2015: p. 1-7.
52.Kong, Y., et al., Glycation of beta-lactoglobulin and antiglycation by genistein in different reactive carbonyl model systems. Food Chem, 2015. 183: p. 36-42.
53.Kim, J., et al., Litsea japonica extract inhibits neuronal apoptosis and the accumulation of advanced glycation end products in the diabetic mouse retina. Mol Med Rep, 2015. 12(1): p. 1075-81.
54.Poornima, B., et al., Advanced glycation end-products inhibitors isolated from Schisandra grandiflora. Nat Prod Res, 2015: p. 1-4.
55.Ashraf, J.M., et al., Quercetin as a finer substitute to aminoguanidine in the inhibition of glycation products. Int J Biol Macromol, 2015. 77: p. 188-92.
56.Park, C.H., et al., Oligonol, a low-molecular-weight polyphenol derived from lychee fruit, attenuates gluco-lipotoxicity-mediated renal disorder in type 2 diabetic db/db mice. Drug Discov Ther, 2015. 9(1): p. 13-22.
57.Wang, L., et al., Antioxidant icariside II combined with insulin restores erectile function in streptozotocin-induced type 1 diabetic rats. J Cell Mol Med, 2015. 19(5): p. 960-9.
58.Lee, C.C., B.H. Lee, and Y.J. Lai, Antioxidation and antiglycation of Fagopyrum tataricum ethanol extract. J Food Sci Technol, 2015. 52(2): p. 1110-6.
59.Chowdhury, S.S., et al., In vitro antidiabetic potential of the fruits of Crataegus pinnatifida. Res Pharm Sci, 2014. 9(1): p. 11-22.
60.Park, C.H., et al., Astaxanthin and Corni Fructus protect against diabetes-induced oxidative stress, inflammation, and advanced glycation end product in livers of streptozotocin-induced diabetic rats. J Med Food, 2015. 18(3): p. 337-44.
61.Huang, J.S., et al., Cinnamaldehyde and nitric oxide attenuate advanced glycation end products-induced the Jak/STAT signaling in human renal tubular cells. J Cell Biochem, 2015. 116(6): p. 1028-38.
62.Navarro, M., et al., Carbonyl trapping and antiglycative activities of olive oil mill wastewater. Food Funct, 2015. 6(2): p. 574-83.
63.Sugimoto, S., et al., Structure elucidation of secondary metabolites isolated from the leaves of Ixora undulate and their inhibitory activity toward advanced glycation end-products formation. Phytochemistry, 2014. 108: p. 189-95.
64.Maruf, A.A., et al., Protective effects of ferulic acid and related polyphenols against glyoxal- or methylglyoxal-induced cytotoxicity and oxidative stress in isolated rat hepatocytes. Chem Biol Interact, 2015. 234: p. 96-104.
65.Anusiri, P., et al., Inhibitory effects of flavonoids from stem bark of Derris indica on the formation of advanced glycation end products. J Ethnopharmacol, 2014. 158 Pt A: p. 437-41.
66.Zhu, Y., et al., Tea Flavanols Block Advanced Glycation of Lens Crystallins Induced by Dehydroascorbic Acid. Chem Res Toxicol, 2014.
67.Wan, W.B., et al., EGb761 provides a protective effect against Abeta1-42 oligomer-induced cell damage and blood-brain barrier disruption in an in vitro bEnd.3 endothelial model. PLoS One, 2014. 9(11): p. e113126.
68.Zhang, L., et al., Extracts and compounds with anti-diabetic complications and anti-cancer activity from Castanea mollissina Blume (Chinese chestnut). BMC Complement Altern Med, 2014. 14: p. 422.
69.Goswami, S.K., et al., Efficacy of ellagic acid and sildenafil in diabetes-induced sexual dysfunction. Pharmacogn Mag, 2014. 10(Suppl 3): p. S581-7.