AGE研究情報

動脈硬化性疾患とAGE

2014年3月27日

「AGE測定器の信頼性」でご紹介したとおり、糖尿病の人のAGE値は健康な人よりも、高い傾向があります。
また一般に、糖尿病の人は、動脈硬化性疾患に罹患するリスクが3~4倍高いと言われています。

今回は、その動脈硬化性疾患に罹患するリスクとAGEの関係性についてのオランダのUniversity Hospital GroningenのLutgers H.の研究結果をご紹介します。

研究は、糖尿病の人967名を対象に行われました。AGE値(AGE測定器を用いた皮膚自家蛍光値)と糖尿病の人の生活習慣を調べ、3年間追跡しました。3年後、被験者のうち、どれだけの人が動脈硬化性疾患を併発したのかと調査したところ、喫煙歴のある人は、喫煙歴のない人と比べ、約1.7倍の人が動脈硬化性疾患を発症していました。対して、AGE値が高い傾向を示した人は、AGE値が正常の範囲内、またはそれ以下であった人と比べ、約2倍の人が発症、という結果となりました。

この結果は、AGE値が高い糖尿病の人は、動脈硬化性疾患を引き起こすリスクが高いことを表しているといえ、AGE値が将来の疾患罹患リスクを示す重要なツールとなる可能性を示しているといえます。